こんにちは。草井真良です。
今回は以下の記事の続きとなります。
はじめに
本題のぜろちゃんねるプラスについて報告です。
ついにこの度、私が参加している5ch風掲示板の改良プロジェクトが進み、一つの結実を迎えました。
各種機能が盛り込まれ、バージョンが0.75から0.8に改良、その人柱版が下記の樺太掲示板という掲示板に適用されました。
気になった人は気軽に書き込んで掲示板をテストしてくれると、掲示板管理人であり0ch+開発リーダーのPrefKarafuto（樺太庁長官）さんが非常に喜ぶと思いますので是非してください。
各種改良点について
改良点は非常に多いのですが、それらは一言で言えば「旧ガラケー時代からスマホ・タブレットに合わせて近代化した」と捉えると腑に落ちやすいと思います。
それでは主な改善点を見ていきましょう。
文字コードの変更
専用ブラウザ（専ブラ）ではない普通のブラウザで表示されている部分の文字コードをShift-JISからUTF-8に変更しました。
文字コードというのはマシンが文字に割り当てた番号の対応表だと思って良いです。
この対応表となる文字コードは様々な規格があって、この改良では国際的によく使われているUTF-8にブラウザで表示されている部分を変更しました。
ただ完全にUTF-8に置き換えた訳ではなくて、専ブラで読み込む掲示板のDATファイル等の部分はShift-JISのままで、そうしないと文字化けといって文字が読めないものに変換されてしまうのでそうしています。
専ブラとその需要を支える5chは全部UTF-8にすればいいのにと何度思った事か。
そのせいでこの部分を開発していた樺太庁長官さんが大苦戦しておられました。
成功したシステムであっても、いつまでも古いままだといけないと思います。
スマホ対応のレスポンシブデザインを採用
これは過去の記事でも紹介しましたが、スマートフォンでも専ブラを使わずとも快適に利用できるように改良しました。
レスポンシブなしの掲示板（株式会社バリューラウンジ掲示板）
レスポンシブありの掲示板（樺太掲示板）
見える範囲や文字など違いは明らかですね。
ここは一番上の画像が左に寄っているなど、まだまだ改良途上の部分ではありますが、ちょっとしたスクリプトの改良で何とかなると思います。
ガラケー用の表示機能を廃止
改良といってもただ単に機能を追加するだけでなく、残念ながら廃止された機能もあります。
それがこのガラケーでの表示機能の廃止とそれに伴うサポートの打ち切りとなります。
後述のhCaptcha機能に対応させるにあたって足枷となる機能であり、ガラケーそのものを使う人は極めて少ないのでガラケーは非対応となりました。
あると手を加えないといけない範囲が広がりますし、これはどうしてもやむを得ない措置です。
hCaptchaに対応
これは何？と気になった人はこちらをお読みください。
要するに悪意あるツールによる連投を防ぐ、投稿する人が生身の人間かどうかを確認する機能となります。
認証画面を見たらこれは見た事あるという人もいると思います。
これの元となったGoogleさんの認証機能はreCaptchaと言いますが、こちらの方に0ch+はまだ対応していないそうです。
でも私がYakumoBBSにそれを搭載した事がありますが、少しの改造で両方とも切り替えて使う事ができました。
なのでもう少し期間があればreCaptchaも搭載されるのは時間の問題でしょう。
ただ有効化すると専ブラが認証機能に対応していない故に、そこから書き込みができないという欠点があります。
先程の文字コードの件も含めて専ブラと5chは認証機能を取り付けて近代化しても良いのではないでしょうか。
近年はスクリプト荒らしの襲来が激しいようですし、旧来の仕組みに維持してばかりではそうしたものに対して対応できないと思いますがどうなのでしょう？
スパム防止機能を標準搭載
これは0ch+に同梱されている掲示板荒らし防止の一助となるプラグインで、要するに拡張機能なのですが、逆に言えばこれは標準機能として搭載されておらずプラグインの設定画面に飛んで設定しないといけない厄介なものでした。
これが標準搭載される事によって掲示板荒らし、特に海外からの荒らしをかなりの割合で防ぐ事ができます。
Ver0.8では画像のようにスパムブロックという名前で標準搭載しております。
TwitterやYoutube、Imgurのプレビュー表示を搭載
最後にこちらを紹介しますが、これが一番分かりやすいかなと思います。
設定でそれぞれ有効にした場合に下記の画像のように適用されます。
画像やYoutubeのプレビュー自体は私もYakumoBBSでJavaScript（JS）を使って取り付けた事はあります。
しかしこの0ch+の場合はそれをJSなしで成し遂げた（ブラウザでJSを弾いても使える）上に、YakumoBBSにはないTwitterのツイートのプレビュー機能も取り付けていて、これは相当凄いと思いました。
それを成したのは樺太庁長官さんですが、この人はプログラマとして相当優れた人なのだなと思いました。
最後に
どうでしたか？
プロジェクトが発足して1ヶ月半でここまで迅速な改良が加えられるとは率直に言って予想外であり、樺太庁長官さんら開発チームの尽力によってこのように大幅に改良された事について驚きを隠せません。
もう少しゆっくりプロジェクトが進むかと思っていました。
私はレスポンシブデザインを取り入れた手伝いをした以外は若干のテスト動作とブログ等での宣伝をした程度で何もやっていないので力になれず残念です。
なので私はこうして宣伝を行いつつも、プログラミングでできる事を探していきたいと思います。
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