匿名でのチャットツール「Session」を紹介します

解説記事
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こんにちは。草井真良です。
今回はSinpleXに続いて、プライバシーの保護(匿名化)が進んでいるチャットツール「Session」を紹介したいと思います。

Session | Send Messages, Not Metadata. | Private Messenger
Session is a private messenger that aims to remove any chance of metadata collection by routing all messages through an ...

上記リンクがSinpleXの解説記事と公式サイトです。

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基本的な使い方

session chat 使い方 匿名化

これはアカウントの作成に電話番号やメールアドレスが不要で、複数の英単語を組み合わせた「リカバリーコード」でバックアップや、異なるデバイス間での同期を行います。

他の人のアカウントを追加し、会話を始めたい場合は画像下の「+」から他の人のIDを入力もしくはQRコードを入力してアカウントを追加します。

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特徴

このチャットツールの特徴は「複数のサーバを経由して通信が行われるために発信元が特定しづらい」事が挙げられます。

複数のサーバを踏み台にしているという点ではTorと仕組みは同じなのですが、Sessionは改良された独自の踏み台サーバを構築して、そこから各種メッセージやファイルのやり取りをする事をしています。

またこのチャットツールは中央のサーバが無いために、アカウント名とパスワードでログインするの方法を取らず(取れず)、リカバリーフレーズという複数の英単語を組み合わせた回復コードで異なるデバイス間を同期する方法を取っています。

リカバリーフレーズはログインしている端末があれば「設定」から見れますが、忘れたら永久にログインできなくなるので、常時ログインしておく端末を用意するかリカバリーフレーズは忘れないようにしましょう。

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グループチャット機能

session chat 使い方 匿名化

Sessionには1vs1でのメッセージのやり取りに加えてグループチャット機能があり、内密性は高いが100人までしか入れないクローズドグループと、サーバが必要なものの100人以上入れる公開グループがあります。

クローズドグループは今までIDを知っている知り合いから地道にグループに加入させていく方式なのに対して、公開グループはそこのドメインもしくはサーバのIPさえ知っていれば誰でも加入できる仕組みです。

Session Open Group Server Setup | Oxen Docs

作り方も載っています。
ある程度の性能のVPSさえあれば、多くの人が苦労しつつも公開グループを作れると思います。
興味のある人はやってみてください。

最後に

こうしてSessionのセキュリティと利便性をお伝えしましたが、これもその性能の高さゆえに悪用されやすいチャットツールだと思います。

なのでSessionで仕事の話やお金の話をしようという人に会ったら即座に離れる事を推奨します。
離れましょう。

岡山県での爆破予告と不審物設置のニュースでSessionが使われたという話も聞きましたし、こうしたツールは悪用されると本当に必要な人が使えなくなるのでやめて欲しいんですけどね。

それではまた。

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