お久しぶりです!草井真良です!
ここ数日間、私はサーバ会社からVPSを契約して遊び呆けていました。
VPSって何?という人は下の解説記事をお読みください。
要するに安価にちょっとした専用のサーバが借りれたりすると言って良いでしょう。
レンタルサーバの共有ホスティングプランと比較して自由に設定でき、他の利用者からの影響を受けにくいのが大きな強みです。
前振りはここまでにして、次は軽くVPSの管理を助けるコントロールパネルについて語っていきます。
VPSのコントロールパネルとは?
ここで言うVPSのコントロールパネルとは、サーバ会社で提供されているVPSの設定システムとは異なる、VPSや専用サーバにインストールして使える、コマンドをほぼ使わずに済むサーバの管理システムです。
VPSの長所はそのままに、欠点である管理の面倒くささを大幅に改善できるツール群です。
有料のものはcPanelやPleskといったものが有名ですが、無料のものもあります。
それらをこれから紹介していきます。
aaPanel
これは中国発のコントロールパネルです。
WebサーバはApacheかNginxのどちらかが選べます。
中国製と聞くと信頼度は低そうに見えますが、オープンソースでスクリプトが公開されているので、何か不審なスクリプトがあればすぐに発見されて除去されるでしょう。
なのでその点は心配ないと思います。
日本語にまだ訳されてはいませんが、独自のメールサーバや簡単操作でWebサイトがSSL証明書付きで設立できる機能が付属しています。
必要スペック
メモリー:512M以上、768M以上を推奨(システムメモリ約60Mの純正パネル)
ハードディスク:100M を超えるハードディスク空き容量 (ピュア パネルでは約 20M のディスク容量)
システム:CentOS 7.1+ (Ubuntu20、Debian10)、クリーンなオペレーティング システムであることを保証するため、Apache/Nginx/php/MySQL がインストールされている他の環境はありません (既存の環境はインストールできません)
https://forum.aapanel.com/d/9-aapanel-linux-panel-6828-installation-tutorial
軽量で使いやすいので、個人的に迷ったらこれをお勧めします。
以前に紹介した記事
Ajenti
Pythonで動くコントロールパネルです。
私はAjenti2をインストールしましたが、非力なサーバでも動作が重くなる事なく動きました。
ただ問題としてはApacheやNginx等のWebサーバが付属していません。
そこには大きな不満を感じました。
以前のAjenti1にはWebサーバが付属していたみたいですけどね。
必要スペック
OS:Debian、Ubuntu、RHEL、CentOS、Gentoo、他の Linux および BSD に簡単に移植可能
RAM:~30 MB + セッションごとに 5 MB
HDD:~75 MB (Python ランタイムとライブラリを含む)
https://ajenti.org/
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CyberPanel
これはaaPanelに負けず劣らず優秀なコントロールパネルです。
同名のポイントサイトがありますが、あそことは全くの無関係です。
1サイト辺りのストレージの制限(設定で解除できる)や、良くも悪くも簡単操作で有料版に移行できてしまう仕様がありますが、日本語に対応しており、(open)litespeedという高速なWebサーバを利用する事ができます。
こちらも簡単に証明書付きでWebサイトが構築できるので割とお勧めです。
必要スペックの情報は見つかりませんでしたが、1コアのCPUと1GBのRAM(メモリ)でも動くので十分軽いと思われます。
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HestiaCP
ApacheとNginxを同時にインストールできるコントロールパネルです。
こちらも日本語版を設定できて悪くないのですが、管理者アカウントではWebサイトが1つしか立てられない(一般ユーザなら立て放題)、かと言って一般ユーザに切り替えるとWebサーバ等の設定には一切入れない(アカウントの切り替えが必要な)のには不満がありますが、そこまで変なコンパネではないので概ね使いやすいと思います。
必要スペック
CPU:1コア、64ビット(推奨は4コア)
RAM:1GB (SpamAssassin および ClamAV なし) 、(推奨は4GB)
ストレージ:10GBのHDD(推奨は40GBのSSD)
OS:Debian 10、11、または 12、Ubuntu 20.04、22.04 LTS(最新のものが望ましい)
https://hestiacp.com/docs/introduction/getting-started.html
画像
最後に
どうでしたでしょうか?
今回は画像が多くて短めの記事でしたが、読んでくれた皆さんに何らかの実りがあれば幸いです。
ここで紹介したコントロールパネルはAjentiを除いて独自ドメインとmxレコードといった、そこでの設定が適切にできていれば自分だけのメールアドレスを作る事ができます。
正確にはメールの送信をする際はサーバ会社がメール送信に必要なポート(25と465と587)を塞いでいるケースがよくあるので、それらをサポートにお願いして開放してもらえればメール送信ができたりします。
興味があればやってみてください。
本について探してみてこれがヒットしました。
この辺については技術の進歩で色々と変わってくると思うので、詳しくは各自ネットで調べて学んだ方が良さそうです。
長くなりましたが今回はこれで終わりにします。
それでは。
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