おはようございます。草井真良です。
今回は最近話題になっているイラストAI「Waifu Diffusion」を試してみました。
上の画像もそれで生成したものです。結構上手くできていると思いますが、欠点があります。
2022.9.16 続編の記事を書きました。
2022.9.20 さらに続編の記事を書きました
・必要なプラグインの用意が面倒くさい
こちらのページによると「Diffusers」というプラグインが必要なのですが、それをインストールするのにPythonを初めとして、必要な言語やプラグインのインストールが多岐に渡って面倒なのが理由としてあります。
以下の記事を参考にして何とかインストールできました。
それでもコマンドプロンプトを開いて「py -m (pipから始まるコマンド)」でインストールしていく作業は待たされたのもあって非常にじれったかったです。
グラフィックボードがほぼ必須といっていいので、それがないと画像生成の度に長い事待たされる事になるでしょう。
・取り込む絵の権利関係が危ない
こちらのページを見てください。
AIでも人間と変わらず何かを作るには参考となるものが必要なのですが、このAの場合は一種の割れサイトから学習するという、権利関係的に非常に危ういものとなっています。
著作権について素人の私から見ても、大っぴらに利用するのはそうした観点から見て元の絵の権利者が権利を行使した場合どうなるのかは容易に想像が付きます。
技術的にできるのと、実際にできるのでは意外と違いますから、この辺りの法的な扱いはどうなるのか気になる所です。
・生成される画像が大した事ない
これを言ってはどうしようもないのですが、適当なタグを設定して出力してもどこか違和感のある画像が出てくる事が多いので試行錯誤が必要となります。
Google Calabで動かしてみたサンプル。「cute cat ear girl(かわいい猫耳の女の子)」で生成しました。
マイナーな属性や作者、作品で生成すると違和感のある画像ばかりが生成されるので、画像の絵はかなりマシな方です。
・結論
現段階ではイラストレーターの仕事が無くなるという事はないでしょう。
将棋や囲碁のAIは飛躍的な成長を遂げましたが、それとはまた勝手の違う分野でしょうから、プロを凌ぐレベルに至るまでまだまだ時間はかかるでしょうし、わいせつな画像は生成できないといった制限もあるので、この分野でAIが取って代わるという事はしばらくないと思います。
という事は欲しい絵があれば依頼するなり、自分で描くなりした方が今は合理的でしょう。
正直な所、このAIを使ってみるまでAIというものはもう少し有能だと思っていました。
でもまだまだ発展途上みたいで批判的な文章になってしまいましたが、これからの改良に期待したいです。
この記事が面白かったと感じた方は他の記事も見る、もしくはここにコメントをください。
他にもアマゾンや楽天の広告から商品を買ったりしてくださると収益が入るので励みになります。
欲しいものリストや仮想通貨での投げ銭も嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました!
コメント